ワンルームのマンションリフォーム実例

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マンションリフォーム

変化に対応するワンルームマンションリフォーム

オレンジ色のソファーと、その背後に飾られた19世紀末の画家クリムトの絵のパネルが印象的なW邸。2DKに仕切られていた空間を、開放感を求めてワンルームへとリフォームしました。

「面積だけを見れば、ひとり住まいには十分な広さだったんですが、仕切られていることでとても狭く感じられたんです」とWさん。知人の紹介で知った福住に相談し、間仕切り壁を取り払って一室化をはかったほか、洋服収納の確保やシステムキッチンの入れ替えなど、水回り以外の部分をすっかり一新しています。

遮る壁がなくなり、窓からの光も室内の奥まで回るようになったW邸。 将来、模様替えをしたくなったときも、自由に想像力をふくらませて住みやすくアレンジできるよう、キッチン以外は場所を規定しすぎないプランに配慮しています。廊下横はベッドも置けるスペースで、窓側に向かって開放。隣の住戸との間の壁側と奥の2ヵ所にクローゼットを設けました。収納はこのほかに、現状のリビングとキッチン側にそれぞれ吊り棚を造作。その棚に取り付けたデコラ風の木目の扉が、60年代アメリカのポップデザインを彷彿させる引き出し家具にもマッチ。さらに、キッチン横に設置した小さな折りたたみテーブルは、Wさん愛用のアンティークのダイニングテーブルに、雰囲気や色も合わせて製作されています。

気に入って買った家具を、長年大切に使い続けているWさん。意識するともなく、自然と好んで選んできたテイスト感やイメージが、新しい室内にもにじむように現れていきました。

従来の2倍近く広がった土間提案に大満足

福住からさまざまな提案を受けた中でも、Wさんが「すごく気に入っている」と話すのが玄関の土間です。築35年と古いマンションにありがちな既存玄関の狭さには、Wさん自身も気になっていましたが、どうしていいのかノーアイデア。そこへ福住から、「土間ってどうですか?」と提案があったのです。

ワンルーム化した一部、共用廊下側のスペースをクローゼットと土間に配分。従来のほぼ2倍に広がった玄関には、これも気に入って買ったばかりの自転車を置くことができます。

「マンションの1階には駐輪場もあるんですが、ホコリにさらしたくないなぁと思っていて。素晴らしい提案をしていただきました」と喜ぶWさん。玄関に入ったときの印象も以前と全く異なって明るく、ちょっとしたゆとりが感じられるしつらいです。

こだわりPOINT

家具は黒と濃い茶が主体。でも、それではアクセントがないと張り地をオレンジ色にしたソファー。これらに馴染むように選んだフローリングや吊り棚の扉は、やや明るめの茶。Wさん自身の内にある“色のバランス感覚”が発揮された空間です。

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